- 好きなことを長く続ける集中力
- 見聞きしたことを蓄えて生かす記憶力
- 手を動かして形にする器用さ
- 裏返すと、気持ちをためこみ、一人で背負いやすい
GENTEN SUIMEIDO JOURNAL
丁丑(ひのとうし)の性格と特徴|日柱が丁丑の人を四柱推命の原典から
日柱が丁丑(ひのとうし)の人とは
日柱が丁丑(ひのとうし)の人とは、生まれた日の干支が「丁丑」の人を指します。丁丑は六十干支の14番目で、上に丁(ひのと)、下に丑(うし)が乗ります。
日柱は、四柱推命で命式の主人公にあたる柱です。丁丑という日柱にどんな材料がそろっているか、まず表で整理します。
| 項目 | 丁丑の基本データ |
|---|---|
| 読み | ひのとうし |
| 六十干支の順番 | 14番目 |
| 天干(上の字) | 丁=陰の火 |
| 地支(下の字) | 丑=陰の土 |
| 日支の蔵干 | 癸・辛・己(丁から見て偏官・偏財・食神) |
| 十二運(日干丁から見た丑) | 墓 |
| 空亡(天中殺) | 申・酉 |
| 日柱の特殊星 | 福徳秀気(原典。当サイトの無料鑑定では表示なし)・華蓋(日支の丑。当サイトの無料鑑定で表示) |
丁丑のイメージ
丁丑は、凍った土の上で消えずに灯るともしびです。丁はろうそくや炉の火、丑は真冬の田畑の土にたとえられます。
五行では、上の火が下の土を生む「火生土」の関係です。丁は自分の熱を、足元の土へ少しずつ渡し続けている形です。
陰陽は、丁も丑も陰です。外へ燃え広がる火ではなく、内側を温める火。丁丑の日柱には、そんな静かな力がこもっています。
四柱推命で陰と陰がそろう組み合わせは、力を内へ向けやすいとされます。丁丑の性格を読むときも、この陰陽の向きが土台です。
十干と十二支の組み合わせが60通りになる理由は、こちらの記事で確かめられます。
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丁丑の性格と持ち味
ここで紹介する性格は、現代の四柱推命で一般的に使われる読み方です。原典の記述ではない点に注意してください。十干の丁に、十二支の丑の性質を重ねていきます。
丁の灯火:一点を照らし続ける
丁は、太陽ではなく人の手でともす灯りです。広く照らすより、目の前の一点を照らすのが丁の性格とされます。
丁丑の人は、関心を持ったことに長く火を絶やさないタイプです。はやりに流されず、自分の好きなものを深く掘り下げます。
丑の凍土:受け止めて、ためこむ
十二支の丑は、真冬の固く締まった土です。入ってきたものを受け止め、外に出さずに抱えておく性質があります。
そのため丁丑は、感情も知識も、まず内側にためてから出すとされます。口数は多くなくても、頭の中には整理された引き出しがたくさんあります。
足元の土に、三つの星
丑の中には、癸・辛・己の三つの干がしまわれています。日干の丁から見ると、偏官・偏財・食神という顔ぶれです。
偏官は緊張感、偏財は人との付き合い、食神は楽しむ力を表す星です。一つの日柱に、性格の違う三つの星が入っているので、丁丑は場面ごとに違う顔を見せます。
丁丑の持ち味
弱点は、ためこみすぎることです。不満も疲れも表に出さないので、周りが気づくのが遅れがちです。
日柱で性格を見るときの基本は、こちらの記事でも取り上げています。
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丁丑の恋愛・仕事・相性
恋愛:安心と刺激の両方がほしい
四柱推命では、日支をパートナーの席として見ます。原典は男性の命を前提に「妻の席」と書きましたが、現代では性別を問いません。
丁丑のその席には、楽しさの食神、付き合い上手の偏財、緊張感の偏官が同居しています。穏やかな関係に安心しながら、どこかに刺激も求めるのが丁丑の恋愛です。
気持ちを伝えるのはゆっくりですが、一度灯った恋愛感情は長く続きます。恋愛では、言葉より一緒に過ごした時間で信頼を深めていくタイプです。
仕事:ためた知識を作品にする
蔵干の食神は表現の星、偏財は形にしたものを実益につなげる星です。丁丑の仕事は、研究や編集、ものづくりのように、ためた知識を作品にする分野が向くとされます。
締め切りに追われるより、じっくり仕上げる時間がある環境で本領を出します。一方で、成果をすぐ求められる職場では、持ち味が出る前に疲れやすい傾向です。
相性:灯に薪を足してくれる相手
冬の湿った土は、火の熱を吸い取りやすい五行です。そこで四柱推命で丁丑の相性を見るときは、火を生む木を持つ相手が支えになるとされます。
原典には、二人の相性を五行で占うまとまった規則はありません。原典推命堂では、木の有無を相性の入口として使い、最後は二人の命式全体を見比べます。

丁丑の十二運「墓」と空亡(天中殺)・特殊星
十二運は墓:力をしまう倉
日干の丁から見た丑は、十二運の「墓」です。十二運は、日干の力の満ち引きを12の段階で表したものです。墓は外へ向かっていた力を、内にしまい込む段階にあたります。
四柱推命の墓は、名前ほど怖い段階ではありません。原典は墓を「墓庫」、つまり倉としても扱います。そして丑は、もともと冬の実りを納める倉の十二支です。
つまり丁丑は、十二運の倉と、十二支の倉が重なった日柱です。蓄える力が二重にそろうことが、丁丑の性格に深みを与えています。
墓という段階の意味は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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空亡(天中殺)は申・酉
甲戌から癸未までの10の干支(甲戌旬)で、丁丑は4番目に並びます。空亡(天中殺)はこの旬に共通の申・酉で、丁丑の人も同じです。
特殊星:原典は福徳秀気、無料鑑定は華蓋
丁丑は、原典の巻二が挙げる福徳秀気(ふくとくしゅうき)の三日の一つです。丁巳・丁酉・丁丑を並べ、壬を正官として用いる日と説明しています。
偏官の篇が名を挙げる7日にも丁丑が入っていますが、こちらは星ではなく日の分類です。その中身は、次の章で紹介します。
当サイトの無料鑑定が丁丑に出すのは、華蓋(かがい)です。巳・酉・丑の組では丑が華蓋にあたるので、日支の丑そのものに星が立ちます。学問や芸術を表す華蓋は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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原典『淵海子平』に見る丁丑
宋の徐升の編と伝えられる四柱推命の古典『淵海子平』。この本には、丁丑の名前がいくつもの篇に出てきます。中でも読み物として面白いのが、巻三の「化の十日」です。
格に入らなくても、富貴にゆとりがある十の日
漢文原文
化者有十日:甲申、乙酉、庚寅、辛卯、壬午、癸未、丙子、丁丑、戊午、己丑,八字雖不入格,富貴亦是盈餘。
書き下し文
化する者に十日有り。甲申・乙酉・庚寅・辛卯・壬午・癸未・丙子・丁丑・戊午・己丑なり。八字、格に入らずと雖も、富貴も亦た是れ盈余たり。
現代語訳
「化」にあたる日が十日ある。甲申・乙酉・庚寅・辛卯・壬午・癸未・丙子・丁丑・戊午・己丑である。これらは八字が格に入らなくても、富貴に余裕がある。
「格」とは、原典が命式をいくつかの型に分けたものです。型にうまく収まらない命式でも、この十日なら暮らしにゆとりがある、と書かれています。
なぜこの十日なのか、原典は理由を書いていません。そのため当サイトでは、こう並んでいるという紹介にとどめています。
三つの名簿に載る干支
ここまでを並べると、丁丑は原典の三つの名簿に顔を出しています。
- 偏官の篇の7日:その篇が名を挙げる7日の一つ。評は「せっかちだが利発、心が巧みで聡明」(巻二)
- 福徳秀気:壬を正官に取る、丁の三日の一つ(巻二)
- 化の十日:格に入らなくてもゆとりがある日(巻三)
日の分類と、星と、格の外の名簿。性格の違う三つの箇所に同じ干支が顔を出すのも、古典を読む楽しみの一つです。
殺は「一つだけ」
この7日について、原典は殺が多すぎる場合に注意を添えています。丁丑の偏官は、丑の中に癸が一つ、それも脇役の余気として入るだけです。
同じ篇は、七殺は一つだけならよく、抑える力があれば権威に変わるとも書きます。丁丑の足元の殺は、この基準では扱いやすい量にあたります。
六十干支で丁丑の次は、15番目の戊寅です。冬の土から、春の大木の上に山がそびえる干支へと移ります。
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戊寅(つちのえとら)の性格と特徴|日柱が戊寅の人を四柱推命の原典から
日柱が戊寅(つちのえとら)の人とは 日柱が戊寅(つちのえとら)の人とは、生まれた日の干支が「戊寅」にあたる人です。戊寅は六十干支の15番目で、天干に戊(つちのえ)、地支に寅(とら)を持ちます。 四柱推 ...
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原典と現代の丁丑、ここが違う
丁丑らしい人柄は、後の時代の読み
丁丑の日に生まれた人の人柄を、原典はまとめて書いていません。偏官の篇が7日をまとめて評した、短い一句があるだけです。原典推命堂は、ここで紹介した性格を自分の命式へ進む足がかりと位置づけています。
福徳秀気は、生まれつきの幸運の印ではない
福徳秀気を、それだけで福に恵まれる日とする解説もあります。けれども原典は、丁の三日に細かな条件を付けています。
酉の月の生まれは喜ばず、七殺が表に出て正官に混じるのも嫌う、という条件です。原典推命堂も、日柱の名前だけで吉凶を決めず、命式全体で判断します。
墓は終わりを意味しない
墓の字から、停滞や別れを連想する解説もあります。原典の詩も、墓をもとは葬ることを表す星としています。ただし同じ詩は、墓を「墓庫」と呼び、正印のように支えとなる面も細かく読むとしています。原典推命堂では、墓を蓄える力として扱い、不幸の印とはしません。
丁丑の人は、日支の倉を開ける刺激が命式にあるかを探してみてください。巻二も、倉の中身は刑や沖で開いてはじめて使えると説いています。