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原典推命堂原典をひもとく、四柱推命の読みもの
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GENTEN SUIMEIDO JOURNAL

四柱推命の日柱とは?調べ方と、日柱でわかる性格・相性をやさしく解説

陰陽の太極図(日柱で見る性格)

日柱とは

日柱(にっちゅう)とは、生まれた日の干支2文字のことです。

四柱推命では、生年月日と生まれた時間を年・月・日・時の4本の柱に置き換えます。その一覧表が命式です。日柱は命式の3本目にあたります。

そして、四柱推命では日柱が主役です。占い師が「あなたは甲子の人ですね」と言うのは、この2文字のことです。

大切なのは、日柱の上下2文字が別々のものを指すという点です。

  1. 上の字=日干(にっかん)……あなた自身。性格や本質を読む場所
  2. 下の字=日支(にっし)……あなたの足元。私生活・家庭・パートナーを読む場所

上の字は十干(甲乙丙丁……)、下の字は十二支(子丑寅卯……)です。

年柱や月柱は「どんな家に生まれ、どんな季節に育ったか」という背景を語ります。一方、日柱が語るのは、本人そのものの性質です。

命式の8文字のうち、上下丸ごと本人のものとして読む柱は日柱だけ。ここが日柱の特別なところです。

上が自分、下が隣の人

四柱推命そのものの仕組みは、こちらの記事からどうぞ。

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鏡に映る手のイメージ

日柱でわかること

日柱が教えてくれるものは、大きく4つです。

1. 本人の性格と本質(日干)

日干の五行(木・火・土・金・水)と陰陽の組み合わせが、その人の土台になります。ここから芯にある本質と性質が見えてきます。

四柱推命の性格診断は、この日干1文字から始まります。命式の残り7文字は、日干から見てどう働くかという関係で決まります。才能や運勢の見方も、すべてここが軸です。

たとえば原典の詩では、甲は棟梁になる材木、癸は雨露として詠まれています。この自然物の姿が、性質を思い描く入口になります。

同じ木の日干でも、甲と乙では出方が変わります。この細かさが四柱推命の面白いところです。

2. 私生活とパートナー(日支)

日支は配偶宮とも呼ばれます。家庭・私生活・パートナーの傾向を読む場所です。恋愛や結婚の相談で、鑑定士がまず日支を見るのもそのためです。

命式を縦に書くと、日干の真下が日支になります。自分の真下にいる人=いちばん近くにいる人というイメージです。

日支(下の文字)からは、身近な人との相性も読めます。話が長くなるので、そちらは別記事にまとめます(準備中)。

「日支で見る相性」(準備中)

3. 日柱どうしで見る相性

四柱推命の相性も、日柱どうしを比べます。二人の日干を並べ、五行が助け合うか張り合うかを見ます。そこに日支どうしの関係を重ねます。

日柱の相性は「どこが噛み合い、どこがすれ違うか」まで具体的に出ます。

4. 中年期の運勢

現代のよくある読み方では、日柱はおおよそ40〜60歳ごろの運勢を担当するとされます。年柱が幼少期、月柱が働き盛り、日柱が中年期、時柱が晩年、という並びです。

ただし、この時期の区分は原典『淵海子平』にはありません。後の時代に生まれた読み方です(詳しくは後半で)。

今年の運勢

2027年は丁未(ひのとひつじ)の年です。年の干支が変わると、あなたの命式との組み合わせで運勢の流れも変わります。

2027年の運勢の読み方は、記事を準備中です。公開したらここからご案内します。

水晶玉を手にのせて見る

自分の日柱の調べ方

日柱を知る方法は2つ。万年暦で引くか、命式を自動計算するツールを使うかです。

面白いのは、4本の柱のうち日柱だけは暦から計算で出せないという点です。年柱は生まれ年から、月柱は年の天干と節入りから、時柱は日干と時刻から出せます。

ところが日の干支には区切りがありません。六十干支が1日ずつ淡々と巡るだけです。

数千年分数え続けた結果が、今日の干支です。万年暦が必要なのは、この日柱のためでした。

いちばんの近道

生年月日さえわかれば、無料で命式を出せるツールで日柱はすぐ確認できます。自分の日干と日支を見てから読み進めると、この先の理解が早くなります。

注意

日付の変わり目に生まれた方はご注意ください。日柱を午前0時で切り替える流派と、23時台を翌日とする流派があります。実は原典『淵海子平』は、この問題に決着をつけていません。

原典の巻一には「節遇子時加一日」という句があります。節が子の刻に当たれば1日加えよ、という暦計算の話で、出生の日柱の話ではありません。また同じ巻一の「論十二支生肖」は、別の書物の説として、子の刻の前半4刻は前の夜、後半4刻は今日に属すると引いています。日付が子の刻の真ん中で改まるという見方は、この一節と合います。

原典推命堂は、0時で日付を改め、23時台生まれは当日の日柱として扱います。時干も当日の日干から起こします。原典が書かれた宋代の暦では、日付が夜半(子の刻の真ん中)で改まったためです。

これは原典の記述ではなく、宋代の暦に合わせた原典推命堂の採用規則です。当サイトの無料鑑定も、同じ考え方で計算します。23時台生まれの方は、当日と翌日の両方の日柱を読み比べてみてもよいでしょう。

火と水のイメージのイメージ

日干10種で読む性格の傾向

上の字である日干、つまり十干の10文字を見ていきましょう。十干は五行を陰陽に分けた10種です。

それぞれに自然物の例えがあり、そこから性格の傾向がわかります。四柱推命の性格診断の土台です。

日干五行・陰陽原典の体象詩より現代の一般的な読み方
甲木・陽甲木天干作首排まっすぐで曲がらない。不器用なほど正直
乙木・陰乙木根荄種得深しなやかで折れない。環境に合わせる才能
丙火・陽丙火明明一太陽明るく開けっぴろげ。情熱が周りを照らす
丁火・陰丁火其形一燭燈内に静かな情熱。一点を深く照らす
戊土・陽戊土城牆堤岸同どっしりと動じない。頼られる度量
己土・陰己土田園屬四維穏やかで面倒見がよい。人を育てる土
庚金・陽庚金頑鈍性偏剛決断が早く筋を通す。鍛えるほど強くなる
辛金・陰辛金珠玉性通靈繊細で美意識が高い。磨かれた感性
壬水・陽壬水汪洋併百川器が大きく自由。流れを止められない
癸水・陰癸水應非雨露麼静かで察しがよい。穏やかに染み込む

たとえば丙は太陽です。明るさで周りを照らす情熱が持ち味とされます。

同じ火でも、丁はろうそくの灯り。一点を静かに照らす集中力が持ち味です。

土の戊なら、城壁のようにどっしりとした安定感。人から頼られる場面が増えます。

水の癸は雨露です。穏やかに染み込む察しのよさが、そのまま性質になります。

例えの部分は、原典『淵海子平』の詩にそのまま書かれています。でも右端の性格の読みは現代のものです。

原典が描いたのは自然物の姿と五行の働きまで。そこから人柄を読み取ったのは、現代の鑑定士です。

同じ日干でも、命式の他の7文字次第で出方は変わります。四柱推命では日干を土台に置き、命式全体の五行バランスで濃淡をつけます。

日干がわかると、才能の向かう方向にも見当がつきます。性格診断の出発点として、まず自分の日干を確かめてみてください。

日干そのものは、こちらの記事で詳しく扱っています。

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60通りの日柱

十干10種と十二支12種を組み合わせると、日柱の種類は60通りになります。これが六十干支です。

甲子に始まり、癸亥で一巡して、また甲子へ戻ります。日の干支は、この60を延々と繰り返しているだけです。

還暦が60歳のお祝いなのも、この一巡があるからです。生まれた年の干支に、ちょうど戻ってくる歳にあたります。

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原典『淵海子平』は日柱を「花」と呼んだ

ここから少し900年前の話を。四柱推命の原典とされる『淵海子平』は、日柱を「花」に例えました。そして「日を己が身と為す」とはっきり書いています(生まれた日を自分自身とする、という意味です)。

原典『淵海子平』巻一「詳解定真論」(YHE-J1-076)

生まれた日を主とするのは、君主が命令を下すようなもの

漢文原文

夫生日為主者,行君之令,法運四時;陰陽剛柔之情,內外否泰之道。(中略)以日為己身。

書き下し文

夫れ生日を主と為すとは、君の令を行ひ、四時に法り運ぶ。陰陽剛柔の情、内外否泰の道なり。(中略)日を以て己が身と為す。

現代語訳

生まれた日を主とするのは、君主が命令を下し、四季にのっとって運行するようなものだ。陰陽・剛柔の性質、内外の順調・不調の道理がそこにある。(中略)日を自分自身とする。

日柱は君主。残りの7文字は、周りを固める家臣や環境です。十神に「官」「財」「印」と宮廷めいた名前が並ぶのも、この考え方の名残です。

同じ節には「以日為妻(日を妻とする)」という一句もあります。また巻三「絡繹賦」には「日干己兮支妻」(日干は自分、日支は妻)とあり、日支を配偶の座とする見方は原典のこの句と重なります。

古い本のイメージ

原典と現代の日柱、ここが違う

原典の日支は「家の中の妻の席」でした。原典が男性の命を前提にしていたためです。現代の鑑定では、相手を性別問わず「パートナー」として扱います。

「剋妻」(妻を剋する、という意味)のような強い断定は、家制度の言葉遣いです。日支が沖だから離婚、という読み方はしません。「家庭に変化が起きやすい」くらいの温度で受け止めます。

日柱=中年期という時期の当てはめも、原典にはありません。根・苗・花・果という順番を、人生の時間に当てはめた後世の読み方です。

原典が主役に据えたのは、あくまで日干でした。干支の名前そのもので性格を決めつけてはいません。「甲子の人は◯◯」と干支名で性格を決める読み方は、原典から一歩踏み出したものです。

梅の花の枝のイメージ

まとめ

日柱の2文字は、上があなた自身、下があなたの隣にいる人。四柱推命では、この2文字を土台に性格も運勢も読み広げます。

ここを押さえれば、性格の話も相性や運勢の話も、ぐっと自分ごとになります。900年前の本が日柱を「花」と呼んだのは、年月という土壌に咲いた本人を指してのことでした。

やることはひとつ。まず自分の日柱を出して、日干と日支の2文字を眺めてみてください。そこが出発点です。


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