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GENTEN SUIMEIDO JOURNAL

丙寅(ひのえとら)の性格と特徴|日柱が丙寅の人を四柱推命の原典から

寺社の欄間に彫られた金色の虎

日柱が丙寅(ひのえとら)の人とは

日柱が丙寅(ひのえとら)の人とは、誕生日の干支が「丙寅」にあたる人です。丙寅は六十干支の3番目で、天干に丙(ひのえ)、地支に寅(とら)を持ちます。

四柱推命で日柱は、命式の中の自分自身の席です。丙寅の人がどんな材料を持って生まれたのか、表で見てみましょう。

項目丙寅の基本データ
読みひのえとら
六十干支の順番3番目
天干(上の字)丙=陽の火
地支(下の字)寅=陽の木
日支の蔵干戊・丙・甲(丙から見て食神・比肩・偏印)
十二運(日干丙から見た寅)長生
空亡(天中殺)戌・亥
日柱の特殊星學堂(日干丙から見て日支の寅。原典は丙寅を火の學堂の正とする)

丙寅のイメージ

丙寅は、燃える薪の上に昇った太陽です。丙は太陽、寅は春先に伸び始める大木にたとえられます。 足元の木が上の火を燃え立たせる「木生火」の関係で、火にとってこれ以上ない足場を持つ干支です。

寅は十二支の3番目で、季節では立春から始まる春の最初の月にあたります。陰陽では丙も寅も陽で、春の光と勢いがそのまま形になったような組み合わせです。

十干と十二支の組み方や一覧は、こちらの記事で確かめられます。

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丙寅の性格と持ち味

以下の性格は、原典ではなく現代の四柱推命の読み方です。太陽の丙と、春の木の寅を合わせて見ていきます。

丙の太陽:分け隔てなく照らす

丙は、空に一つだけ輝く太陽です。誰に対しても同じように明るく接し、隠しごとが少ないのが丙の性格とされます。

丙寅の人は、その場の空気をぱっと明るくする存在です。思ったことが顔に出やすく、裏表のなさが信頼につながります。

寅の春の木:勢いよく立ち上がる

寅は、冬を越えて芽吹き始めた木です。新しい場所や分野に飛び込み、一気に伸びる力を持つとされます。

太陽の下に、燃料となる春の木がある。やる気に火がつくのが早く、動き出しが速いのが丙寅の特徴です。

足元に、もう一人の自分がいる

寅の中には、日干と同じ丙が蔵されています。四柱推命ではこれを通根(つうこん)と呼び、日干が足元に根を張っている状態とみなします。

根のある火は、風が吹いても消えにくいものです。丙寅の性格に打たれ強さと自信が加わるのは、この通根があるためとされます。

丙寅の持ち味

  • 周りを明るくする、開けっぴろげな人柄
  • 新しいことに飛び込む、立ち上がりの速さ
  • 自分の才能と手持ちの力で道を切り開く行動力
  • 裏返すと、勢いが強すぎて周りが息切れしやすい

弱点は、勢いの出しすぎです。自分の基準で押し切ってしまい、ついてこられない人を置き去りにすることがあります。

日柱と性格の結びつきを最初から知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

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丙寅の恋愛・仕事・相性

恋愛:まっすぐ照らし、まっすぐ求める

日支の寅にしまわれている干は、戊・丙・甲です。日干の丙から見ると食神・比肩・偏印にあたり、財や官の星は入っていません。

原典は日支を、男性の命から見た「妻の席」として扱いました。現代の鑑定では、性別を問わず相手(パートナー)の席として見ています。

その席に、自分と同じ丙(比肩)がいるのが丙寅の恋愛の特徴です。対等に並んで歩ける、友人のような関係を好むとされます。

恋愛でも気持ちを隠さず、好きになると一直線です。相手の反応を待つより、自分から明るく距離を縮めていきます。

一方で、財や官の星が日支にないため、恋愛に駆け引きや計算を持ち込まないとされます。裏も表もない、まっすぐな恋愛が丙寅の魅力です。

仕事:才能を表に出す場で輝く

蔵干の食神は、才能や表現を外に出す星です。丙寅の仕事は、人前で話す、教える、企画を立ち上げるといった分野が向くとされます。

組織の歯車になるより、自分の手持ちの力で勝負できる環境で伸びるタイプです。反対に、細かな指示どおりに動くだけの仕事では、熱が冷めやすい傾向です。

相性:燃えすぎを受け止める相手

丙寅の相性は、二人の五行の過不足を補い合えるかがポイントです。丙寅はもともと、木と火の勢いが強い干支です。その熱を受け止める土や、ほどよく静める水を持つ相手が、支えになりやすいとされます。

ただ、こうした相性の見方は、原典の側にはまとまった形で載っていません。原典推命堂は入口の目安として使い、最後は二人の命式全体を並べて判断します。

雪の中から伸びる一本の新芽

丙寅の十二運「長生」と空亡(天中殺)・特殊星

十二運は長生:生まれ出る段階

丙の日干にとって、寅は十二運の「長生」にあたります。12段階の最初で、赤ちゃんが生まれ出る瞬間にあたります。

長生は、原典が十二運の中でもとりわけ好意的に扱う段階です。現代の四柱推命でも、素直で伸びしろが大きく、人に可愛がられるとされます。太陽の明るさと長生の素直さが重なるのが、丙寅らしさです。

長生の段階そのものは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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空亡(天中殺)は戌・亥

丙寅は、甲子から癸酉までの10の干支(甲子旬)の3番目です。空亡(天中殺)は、甲子や乙丑と同じく戌・亥です。

甲から癸までの十干を子から順に当てると、酉で干が尽きます。上に乗る干のない戌と亥が、空いた場所として残ります。

特殊星は學堂:それも「正」の形

日干が火の人にとって、學堂(がくどう)という学びの星は寅にあります。丙寅は自分の日支にその寅を持つので、当サイトの無料鑑定でも學堂貴人が表示されます。

さらに原典の學堂の篇は、火の人の學堂について、もっとも純粋な形として丙寅の名を挙げています。學堂を日柱に持つだけでなく、その手本の干支そのものが丙寅です。

日支の寅には、才能を外に出す食神も蔵されています。学びの星と表現の星が同じ場所にそろうので、学んだことを人に伝える仕事とも相性がよいとされます。

學堂の出し方と、原典の篇の全文は、こちらの記事で紹介しています。

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原典『淵海子平』に見る丙寅

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原典『淵海子平』巻四「十干體象」(YHE-J4-026)

丙の太陽が恐れるのは、林をなす木だけ

漢文原文

丙火明明一太陽,原從正大立綱常;洪光不獨窺千里,巨焰猶能遍八荒。出世肯為浮木子,傳生不作溼泥娘;江湖死水安能尅,惟怕成林木作殃。

書き下し文

丙火は明明たる一太陽、原より正大に従ひて綱常を立つ。洪光は独り千里を窺ふのみならず、巨焰は猶ほ能く八荒に遍し。世に出でて肯へて浮木の子と為り、生を伝へて溼泥の娘と作らず。江湖の死水、安くんぞ能く剋せん、惟だ怕る、林を成す木の殃ひを作すを。

現代語訳

丙の火はあかあかと照る一つの太陽。もともと正しく大きなあり方に従って人の道の筋を立てる。その大いなる光は千里を見渡すだけでなく、巨大な炎は八方の果てまで行きわたる。世に出るときは、すすんで浮き木の子として生まれるが、生を伝える側としては、湿った泥を生む母にはならない。江や湖の動かない水がどうして剋せようか。ただ恐れるのは、林をなすほどの木が災いをなすことだけである。

水にも負けない太陽が、唯一恐れるのは木の多すぎること。火を育てるはずの木も、林になるほど茂ると、かえって障りになるという警句です。

丙寅は、足元にその木を持って生まれた干支です。木は丙を燃え立たせる味方ですが、命式全体に木がどれだけあるかで、追い風にも重荷にもなります。

原典の命式例に、丙寅はよく顔を出す

原典の巻二には、丙寅を含む命式例が数多く並んでいます。特に正官格の例では、時柱が丙寅の命式が三つも挙がっています。

原典の十二支の詩も、寅を三陽の気が集まり、火が生まれる場所と詠んでいます。火の丙にとって、寅がどれほど心強い足場か。原典の側からも、その評価がうかがえます。

続く4番目の丁卯は、同じ火でも太陽ではなく灯火の干支です。

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丙寅の人は、命式の中に木がいくつあるかを数えてみてください。太陽の火を燃やす薪が、足りているのか多すぎるのかが見えてきます。


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