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原典推命堂原典をひもとく、四柱推命の読みもの
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GENTEN SUIMEIDO JOURNAL

四柱推命の相穿(そうせん)とは?六害との関係と6つの組み合わせ

沖・刑・害 ・ 相性
絵と朱印が描かれた神社の絵馬

四柱推命の相穿(そうせん)とは

四柱推命の相穿(そうせん)とは、六害(りくがい)の別の呼び名です。原典『淵海子平(えんかいしへい)』の巻一で使われている名前です。

子未・丑午・寅巳・卯辰・申亥・酉戌の6組を指します。相穿は地支どうしの関係の1つで、命式の中でも、2人の日支の間でも見ることができます。

穿の訓読みは「うがつ」で、突き通す、穴をあけるという意味の字です。相穿の「相」は、お互いにという意味です。

組み合わせ動物でいうと
子と未ねずみとひつじ
丑と午牛とうま
寅と巳とらとへび
卯と辰うさぎとたつ
申と亥猿といのしし
酉と戌鶏と犬

一般の解説では、この6組は主に「六害」や「害」の名で紹介されます。「相穿」や「六穿(りくせん)」の名で紹介する解説もあります。相穿と六害は、同じ6組を指す別の名前です。

相性占いで「六害(六穿)」という見出しを見かけたら、それも相穿と同じ6組のことです。

原典推命堂の扱い

原典推命堂は、読者向けの呼び名を「六害」に統一しています。そのうえで、巻一の呼び方として「相穿」を紹介しています。

相穿は間違いではなく、原典の巻一そのものの呼び名です。原典自身も、巻二から先では同じ組を「六害」と呼んでいます。

六害の意味や、命式・相性での見方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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この記事で分かること

相穿の6組の見つけ方と覚え方

原典の巻一が、「害」の字を使わずに書いた章

原典が巻二から「六害」と呼び名を変える箇所

「支合を邪魔する」という成り立ちの説明の出どころ

手のひらにのせた水晶玉

相穿の6組の見つけ方と覚え方

命式で相穿を探すときは、4つの地支を見比べます。地支は、年柱・月柱・日柱・時柱の下の段にある十二支です。

  1. 年・月・日・時の地支を、1列に書き出す
  2. 上の6組に当てはまる2つがないか確かめる
  3. 大運や流年の十二支とも見比べる

大運は10年ごと、流年は1年ごとに巡ってくる干支です。巡ってきた十二支と命式の地支が6組に当てはまるかも、確かめてみてください。

原典推命堂の相性占いでは、自分と相手の日支(日柱の地支)を見比べます。2人の日支が6組に当てはまるかも、同じ表で確かめることができます。

実際に自分の命式で確かめたい方は、無料鑑定で4つの地支を出してみてください。

覚え方のコツ

十二支を時計の文字盤のように円に並べてみてください。隣り合う卯と辰から、外側へ1つずつ広げた組が相穿です。

卯辰の外側が寅巳、その外側が丑午です。さらに子未・亥申・戌酉と続きます。12の支がちょうど6組に分かれ、余る支はありません。

この並べ方で見ると、隣どうしの組は卯と辰、酉と戌の2組だけです。残りの4組は、間に別の十二支をはさんで向かい合います。

隣どうしの2組は、方角で見ても仲間です。卯と辰は東、酉と戌は西の方角に属する十二支です。

6組のうち、寅と巳だけは「刑」の組でもあります。刑は、三刑とも呼ばれる地支の関係です。1組に2つの関係が重なるので、命式で見つけたら刑の記事も合わせて読んでみてください。

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原典の巻一「論十二支相穿」は「害」の字が無い章

『淵海子平』は、宋の徐升(じょしょう)が編んだと伝えられる四柱推命の古典です。その巻一に、「論十二支相穿」という章があります。本文はわずか1行です。

相穿の章(全文)

原典『淵海子平』巻一「論十二支相穿」(YHE-J1-009)

6つの組が、お互いに傷をつけ合う

漢文原文

子未相穿,丑午相穿,寅巳相穿,卯辰相穿,申亥相穿,酉戌相穿。

書き下し文

子と未と相ひ穿ち、丑と午と相ひ穿ち、寅と巳と相ひ穿ち、卯と辰と相ひ穿ち、申と亥と相ひ穿ち、酉と戌と相ひ穿つ。

現代語訳

十二支のうち、子と未、丑と午、寅と巳、卯と辰、申と亥、酉と戌は、それぞれお互いに傷をつけ合う組み合わせだとされます。

これが章の全文です。見出しにも本文にも、「害」の字がありません。6組は全て「穿つ」という動詞で書かれています。

6組の意味や成り立ちも、この章では説明されていません。現代語訳の「傷をつけ合う」は、「相ひ穿つ」を平易に言い直した訳語です。

同じ巻一には、六合や三合の章も並んでいます。どちらも組み合わせを1行で示すだけの短い章です。

「害」は、損なう、傷つけるという意味の字です。穿は穴をあける動き、害は傷んだ結果と、字の意味は少し違います。ただし原典が、呼び名の違いで意味を分けている箇所はありません。

「穿」の字の小話

「穿」は、穿孔(せんこう)や穿鑿(せんさく)の「穿」です。穴をあける、ほじくる、という意味があります。

ことわざの「点滴石を穿つ」も同じ字です。小さな水滴でも、落ち続ければ石に穴をあけるという意味です。

この字には、正面からぶつかるより、少しずつ穴をあけていく感じがあります。

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巻二から先では、原典も「六害」と呼ぶ

同じ6組を、原典は巻二から先で「六害」と呼んでいます。代表的なのが、巻二の「論日貴(ろんにっき)」の一節です。

原典『淵海子平』巻二「論日貴」(YHE-J2-018)

貴人は三刑・六害を恐れる

漢文原文

經曰:崇為寶也,奇為貴也,所以貴人怕三刑六害也。

書き下し文

經に曰く、崇きは寶なり、奇なるは貴なり、所以に貴人は三刑・六害を怕るなり、と。

現代語訳

古い書物(經)にいう、高く尊いものは宝であり、めったに無いものは貴いものだ。だから貴人(天乙貴人という良い星を帯びた命式)は、三刑と六害を恐れるのである。

論日貴は、日柱に天乙貴人を持つ4つの日を扱う章です。丁酉・丁亥・癸巳・癸卯の4つの日です。

ここで原典は、貴人が恐れるものとして、三刑と六害を並べています。六害だけを取り出しているのではなく、刑とひとまとめにしている点が特徴です。

巻二の「論偏官(ろんへんかん)」にも、六害が出てきます。悪い条件がいくつも重なった命式を挙げる中で、その1つとして六害を数えています。

そこで並ぶのは、三刑・羊刃・六害・魁罡の沖の4つです。六害1つだけで、凶を言い切っているわけではありません。

巻三の「雜論口訣(ざつろんくけつ)」は、良い働きをする星は、破と害を恐れると述べています。ここでは「害」の1字で書いています。破は、害とは別の地支の関係です。

同じ本の中で呼び名が変わる理由は、原典には書かれていません。巻ごとに元になった資料が違うためとも考えられますが、はっきりしたことは分かっていません。

呼び名出どころ原典推命堂での扱い
相穿原典の巻一「論十二支相穿」巻一の呼び方として紹介
六害・害原典の巻二から先、一般の解説読者向けの呼び名に統一
六穿一部の解説相性画面の見出しに「六害(六穿)」と併記

解説に「相穿」「六穿」「六害」「害」のどれが出てきても、同じ6組だと思って構いません。

原典ではどう扱っているか

呼び名は、解説によって違います。原典では、巻一「論十二支相穿」が「相穿」、巻二の「論偏官」から先が「六害」と書いています。

原典推命堂は、読者向けの呼び名を「六害」に統一しています。原典の巻二から先でも、一般の解説でも、この名が使われているためです。相性画面の見出しは「六害(六穿)」とし、巻一の名として「相穿」を紹介しています。

ポイント

相穿は巻一の呼び名、六害は巻二から先の呼び名です。

どちらも同じ6組を指し、呼び名が違っても中身は1つです。

金の枠に飾られた白と黒の太極図

「支合を邪魔する」という成り立ちは現代の説明

現代の一般的な説明では、六害の相手は「自分と支合する相手を、沖でつぶす支」とされます。支合は、2つの十二支が結びつく関係です。沖は、真向かいの十二支どうしがぶつかる関係です。

子を例にすると、子は丑と支合します。その丑と沖するのが未なので、子と未が組だという組み立てです。

組成り立ち(現代の一般的な説明)
子と未子は丑と支合。その丑を沖するのが未
丑と午丑は子と支合。その子を沖するのが午
寅と巳寅は亥と支合。その亥を沖するのが巳
卯と辰卯は戌と支合。その戌を沖するのが辰
申と亥申は巳と支合。その巳を沖するのが亥
酉と戌酉は辰と支合。その辰を沖するのが戌

支合と沖の組を突き合わせると、6組がぴたりと一致します。結びつきを横から突き通す様子は、「穿」の字ともよく合います。

円の上で見ると、もう1つ面白い関係があります。支合の6組は、子丑の間と午未の間を結ぶ線で折り返した位置にあります。

相穿の6組は、卯辰の間と酉戌の間を結ぶ線で折り返した位置です。2本の線は直角に交わり、折り返す線が90度ずれているだけの関係です。

よくある誤解

ただし、こうした導き方や図の見方は、原典に書かれていません。原典は巻一で6組を並べるだけで、理由は述べていません。

原典推命堂は、この成り立ちを現代の説明として紹介し、原典の言葉としては扱いません。覚え方の1つとして使うのは構いません。

支合と沖を知っていれば、6組を表なしで思い出せます。子の支合の相手は丑、丑の向かいは未、とたどるだけです。

支合の6組と、その結びつき方は、こちらの記事で紹介しています。

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6組それぞれの意味や、命式・相性での見方は、六害の記事で詳しく紹介しています。

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この記事のポイント

相穿は、原典『淵海子平』巻一での六害の呼び名です。間違った呼び方ではありません。

「相穿」で調べても「六害」で調べても、指しているのは同じ6組です。意味や読み方は、六害として確かめてみてください。


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