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GENTEN SUIMEIDO JOURNAL

四柱推命の月柱・時柱の出し方|生まれた月と時刻の干支を早見表で出す方法

中国の古い宮殿の屋根と空に浮かぶ月

四柱推命の月柱と時柱の出し方とは

四柱推命で月柱と時柱を出すときは、下の字(地支)を暦と時刻から、上の字(天干)を計算で求めます。月の上の字は生まれた年の干から、時刻の上の字は生まれた日の干から決まります。どちらも5パターンの早見表があれば、手でも出せます。

命式とは、生年月日と出生時刻を干支に置き換えた表です。年柱・月柱・日柱・時柱の4本に、天干と地支が2文字ずつ、合わせて8文字が並びます。下の4文字は、暦や時計に当てはめれば決まります。

手間がかかるのは上の字です。年干と日干は、年と日の干支をそのまま写せば済みます。ところが月干と時干だけは、年と日の天干から割り出す仕組みになっています。

まずここだけ

月の干は年の干から、時刻の干は日の干から。四柱推命の命式の8文字は、この2本の連鎖で組み立てられています。

月柱と時柱が命式で担うもの

月柱は、命式の中で最も重く見られる柱の一つです。月支は生まれた季節を表し、命式全体の五行の強弱を測る物差しです。

時柱は命式の最後に置かれる柱で、晩年や子どもとの縁を映すとされます。時柱の2文字が変われば、命式の五行のバランスも変わります。

月干や時干が一文字ずれると、日干から見た通変星(ほかの文字との関係を表す星)も変わります。四柱推命では、命式を正しく出すことが鑑定の出発点です。

4本の柱が表すものは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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月柱の干支の出し方

四柱推命の命式で月の干支を出すには、生まれた月と、生まれた年の干があれば足ります。まず下の字、次に上の字の順に見ていきます。

月支は節入りで決まる

下の字の月支は、生まれた月の十二支です。四柱推命の1年は寅の月から始まり、立春(2月4日ごろ)が寅月の入口です。そこから卯、辰、巳と、およそ1か月ごとに十二支が一つずつ進みます。

ただし月の境目は、暦の1日ではなく「節入り」です。節入りは月の初め(3〜9日ごろ)にあり、その瞬間に月支が切り替わります。月の初めに生まれた人は、前の月の干支が入ることがあります。

月干は年干から出す

上の字の月干は、年柱の天干(年干)で、寅月の干が決まります。十干は10種類ですが、年干は2つずつ組になり、5パターンにまとまります。

生まれた年の天干寅月(2月ごろ)の干支
甲・己丙寅
乙・庚戊寅
丙・辛庚寅
丁・壬壬寅
戊・癸甲寅

寅月の干支さえ分かれば、あとは1か月ごとに天干と地支を一つずつ進めるだけです。甲の年なら、寅月が丙寅、卯月が丁卯、辰月が戊辰と続きます。十干は癸の次に甲へ、十二支は亥の次に子へ戻ります。

気をつけたいのは、年の切り替わりも1月1日ではなく立春だという点です。1月や2月初めの生まれなら、前の年の年干で計算します。境目の決まりは、こちらの記事でどうぞ。

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時柱の干支の出し方

命式の時柱は、出生時刻と日の干が分かれば出せます。考え方は月の干支と同じで、時柱の下の字を時刻から、上の字を日の干から出します。

時支は2時間ごとの十二支

時柱の下の字(時支)は、1日を2時間ずつ12に区切った十二支で決まります。子の刻(23時〜1時)から始まり、丑、寅と進んで、亥の刻で1日が終わります。

時支時刻時支時刻
子23時〜1時午11時〜13時
丑1時〜3時未13時〜15時
寅3時〜5時申15時〜17時
卯5時〜7時酉17時〜19時
辰7時〜9時戌19時〜21時
巳9時〜11時亥21時〜23時

時干は日干から出す

時柱の上の字(時干)は、日の天干(日干)で、子の刻の干が決まります。こちらも十干が2つずつ組になり、5パターンです。

生まれた日の天干子の刻(23時〜1時)の干支
甲・己甲子
乙・庚丙子
丙・辛戊子
丁・壬庚子
戊・癸壬子

子の刻の干支から、2時間ごとに一つずつ進めるのは、月の場合と同じです。甲の日の午の刻(11時〜13時)なら、甲子から数えて7つ目の庚午です。

23時台に生まれた人の日柱

悩ましいのが、日付をまたぐ子の刻です。子の刻が23時〜1時なのはどの流派も同じで、分かれるのは途中のどこで日付が改まるかです。

23時台の誕生について、考え方は大きく三つあります。

  1. 0時で日付が改まる。23時台は当日の日柱で、時干も当日の日干から起こす
  2. 0時で日付が改まるが、23時台の時干だけ翌日の日干から起こす
  3. 23時で日付が改まる。23時台は翌日の日柱で、時干も翌日の日干から起こす

実は原典『淵海子平』は、この点に決着をつけていません。関連しそうな一文は節入りの暦計算の話で、生まれた時刻の扱いを定めたものではありません。ただし巻一「論十二支生肖」には、子の刻の前半4刻は前の夜、後半4刻は今日に属するという、別の書物の説が引かれています。

原典推命堂は1つ目の考え方を採り、0時で日付を改めます。原典が書かれた宋代の暦では、日付が夜半(子の刻の真ん中)で改まったためです。当サイトの無料鑑定も、同じ考え方で計算しています。

違いが出るのは23時台に生まれた人だけで、0時台の人はどの考え方でも同じ結果です。23時台生まれの方は、当日と翌日の両方の日柱を読み比べてみるのもよいでしょう。

時柱が命式の中で何を表すかは、こちらの記事でどうぞ。

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例で見る:生年月日から月柱と時柱を出す

実際に四柱推命の命式を出してみましょう。乙の年の6月20日、15時30分に生まれ、日干が丙の人を例にします。手順は次の4つです。

  1. 節入りの日付から月支を決める
  2. 年干の早見表で寅月の干を出し、その月まで数える
  3. 時刻の表で時支を決める
  4. 日干の早見表で子の刻の干を出し、その時刻まで数える

月の干支は壬午

6月20日は、芒種(6月6日ごろ)の後で小暑(7月7日ごろ)の前です。そのため月支は午です。

乙の年の寅月は戊寅です。戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午と数えて、月柱は壬午です。

時柱は丙申

15時30分は、申の刻(15時〜17時)にあたります。丙の日の子の刻は戊子なので、そこから数えます。

戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳・甲午・乙未・丙申と進めて、時柱は丙申です。これで命式の月柱と時柱がそろいました。

日柱だけは計算で出しにくい

このように、月干と時干は手でも出せます。けれども日の干支は60日で一巡し、月や年の区切りと連動しません。そのため万年暦(何十年分の干支を載せた暦の表)で引くのが一般的です。

日干が分からないと時干も出せないので、時柱は日の干支が決まってからの作業です。日柱に表れる性格の話は、こちらの記事でどうぞ。

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節入りの時刻、子の刻の扱い、日の干支と、手計算には落とし穴がいくつもあります。万年暦を引いて数えるより、無料で命式を出せるツールのほうが間違いが減ります。生年月日と出生時刻を入れるだけです。

漢字がびっしり書かれた古い写本

原典『淵海子平』に書かれた出し方の歌

月干と時干の出し方は、900年前の四柱推命の原典『淵海子平』巻一にすでに書かれています。月干は「論年上起月例」、時干は「論日上起時例」という篇で、どちらも覚えやすい歌の形です。

原典『淵海子平』巻一「論年上起月例」(YHE-J1-020)

年の干から正月の干を起こし、一月に一つずつ進む

漢文原文

甲己之年丙作首,乙庚之歲戊為頭,丙辛之歲尋庚上,丁壬壬位順行流,若言戊癸何方發?甲寅之上好追求。 其法假如甲己年生,寅上起丙寅,以正月為丙寅,二月為丁卯,一順數去,至其所生之月止,一月一位順行。

書き下し文

甲己の年は丙を首と作し、乙庚の歳は戊を頭と為す。丙辛の歳は庚の上に尋ね、丁壬は壬の位より順に行き流る。若し戊癸は何れの方より発すと言はば、甲寅の上に好く追求せよ。其の法、仮令へば甲己の年に生まるれば、寅の上に丙寅を起こし、正月を以て丙寅と為し、二月を丁卯と為し、一に順に数へ去り、其の生まるる所の月に至りて止む。一月一位、順に行く。

現代語訳

甲・己の年は丙を先頭とし、乙・庚の年は戊を頭とする。丙・辛の年は庚を尋ね、丁・壬は壬の位から順に流れていく。では戊・癸はどこから始まるかと言えば、甲寅の上をよく探しなさい。その方法は、たとえば甲や己の年に生まれたなら、寅の位置に丙寅を起こし、正月を丙寅、二月を丁卯として、順に一つずつ数えていき、生まれた月に至って止める。一月につき一つ、順に進む。

最後の「一月につき一つ、順に進む」が、早見表の数え方そのものです。正月を丙寅と置き、生まれた月まで数えて止める。900年前の手順と、今の命式の手計算は同じです。

原典『淵海子平』巻一「論日上起時例」(YHE-J1-021)

日の干から子の刻の干を起こし、生まれた時刻まで進む

漢文原文

甲己還加甲,乙庚丙作初,丙辛從戊起,丁壬庚子居,戊癸何方發?壬子是真途。 其法以甲己日從子上起甲子,至人本生時止。餘皆仿此。

書き下し文

甲己は還た甲を加へ、乙庚は丙を初と作す。丙辛は戊より起こり、丁壬は庚子に居る。戊癸は何れの方より発すや。壬子は是れ真の途なり。其の法、甲己の日を以て子の上より甲子を起こし、人の本生の時に至りて止む。余は皆な此に倣ふ。

現代語訳

甲・己の日はまた甲を加え、乙・庚の日は丙を初めとする。丙・辛の日は戊から起こり、丁・壬は庚子に居る。戊・癸はどこから始まるか。壬子が正しい道である。その方法は、甲や己の日なら子の刻に甲子を起こして、その人の生まれた時刻まで数えて止める。ほかもすべてこれにならう。

面白いのは、2つの歌がどちらも「戊・癸はどこから始まるか」という問いかけで終わることです。同じ作りの歌を対にして覚えさせる、教科書らしい工夫が見えます。

もう一つ、年干や日干の組(甲と己など)は、干合(かんごう)という引き合う干の組と同じです。原典は理由を書いていませんが、十干を5つに束ねる形が、干合とぴったり重なります。

干合の組み合わせと意味は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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原典と現代の出し方、ここが違う

結論から言うと、月干と時干を出す計算は、原典と現代で変わりません。命式を出すソフトの内部でも、この2つの歌と同じ数え方をしています。四柱推命の命式づくりの土台は、900年前から動いていません。

「五虎遁」「五鼠遁」は後の時代の呼び名

月干の出し方を五虎遁(ごことん)、時干の出し方を五鼠遁(ごそとん)と呼ぶ解説があります。寅(虎)や子(鼠)から数え始めるための名です。ただしこの呼び名は『淵海子平』には見当たらず、後の時代の呼び方です。

子の刻の扱いは原典に明文がない

23時台の誕生の扱いで流派が分かれるのは、原典が決着をつけていないからです。原典推命堂は、先に紹介したとおり0時で日付を改め、23時台は当日の日柱としています。原典の記述ではなく、原典が書かれた宋代の暦の考え方に合わせたものです。

出生地の時差と夏時刻は原典にありません

日本の時計は、兵庫県明石市(東経135度)の太陽を基準にしています。東の土地ほど実際の太陽の時刻は早く、西ほど遅くずれます。この差を補正するかどうかも、現代の四柱推命で流派が分かれる点です。

日本では1948〜1951年に夏時刻(サマータイム)が行われ、時計が1時間進んでいました。けれども原典には、時差の話も夏時刻の話もありません。原典の時代の時刻は、その土地の太陽そのものだったからです。

原典推命堂では、出生地の太陽の時間に合わせて補正してから、節入りや時刻の境目を判定しています。夏時刻の期間は、標準時に戻して計算します。時刻の境目に近い人ほど、補正の有無で時柱が変わることがあります。


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